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がんばる

自分用 11/28 熊野寮講演文字起こし 後編

11/30追記:熊野寮さんの方から講演の内容を録画した動画が公開されました。内容が知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。 

幻樂団の歴史~Chart of a Strange Creator. - YouTube

この記事はあくまで「文字起こし」として完結させたいと思っています。

動画が公開された後の、記事の内容変更はしません。

 

 

 

幻樂団の歴史 ~ Chart pf a Strange Creator.講演内容殴り書き文字起こし

11/28 熊野寮で行われたZUN氏による講演会の文字起こしです。
文字起こしなので抜けている箇所、間違っている箇所もかなりあると思います。殴り書きなのでかなり要約もしていると思います。
許せる方のみお読みください。
後日、企画側から録画されたデータが配信されるとのことなので、それまでのつなぎにできたらと思います。
追記:録音しておけばよかった…。本当にメモ書きしかしてないので、自分用ということで、あんま参考にしないでください…

11/29追記:各所に転載されていることを確認しました。

予め書き込んでいたとおり、この記事は耳伝いの情報を文字に起こしたものであり、間違いや抜けている箇所がある場合があります。また、1週間後を目安に録画が公開されるようです。改めて、この記事だけでZUN氏の主張を読み取りきることはできないということをお伝えしておきます。

この記事に興味をお持ちなら、是非今後公開されるという録画を視聴していただきたく思います。

 

 

 


休憩時間BGM:蓬莱幻想
後半 07年以降の話を中心に。
「転機はニコニコが始まった頃。大きくかわった」
「独立した時は、土下座してやめてきた。ずっとやってきたプロジェクトがポシャった頃だった」
「後輩がつくったWiiの開発企画が通った時、それまでいようと思ったが年明けたらポシャったのでやめる気マンマンになった」
「その頃は2タイトルのプログラムを任されていて、限界だった。仕事を与えられすぎた」
「飲み屋で会社やめるって言ったら『なんで会社まだ残ってるんだろうと思った』って言われたw 独立させられた形なのかな 消極的独立 そんなものもある。仕事を取るか同人をとるかっていったらそりゃ同人でしょうw」
「会社の人とは今も仲がいい。今も呑みに行く」
「開発環境も変わった。昼間寝て夜起きる、大学生時代の生活をつい最近まで送っていた」
司会:作品の性質は変わった?
「まあ変わっただろうね」
「作品を作っていない間休めるようになったのがよかった。会社に通ってることのメリットは…給料がもらえることw」
「ゲーム作ってない間でも給料がもらえるのは大変ありがたい。こんないいことはない。同人一本となるとバイトも考慮しなきゃいけないし…失敗したら終わり。お金に余裕が無いと、いいものが作れない。だから最初は会社でお金を貯めることをおすすめする」
「当時に不安はなかった。むしろ会社にいるほうが不安だった」
質問:制作の上で楽しいこと、辛いこと
「ゲームを作ることは楽しいこと。一つ一つ上がるたびにうれしい。頑張れば頑張るほど楽しくなるし、早くプレイしてもらいたくなる」
「辛いことはいっぱいある。PC前に座ってるの痛いし、体調を崩すし…辛いことがたくさんあるから、楽しさのために頑張る」
「どこかでゲームは作れなくなる。なだらかな引退を望んでいる。年をとるにつれて、性質を変えてより深い楽しみを味わいたい。そのための居酒屋」
質問:感想や反響は見ているのか
「昔は見ていた。今はあんま見てない。今はそんなに反響が楽しくない。ネット自体がマンネリ化している」
「自分の創作が具体的にどんな転機で変わっているかはわからない。確実に二次創作の影響も受けているが、意図していない。あざとさはない。でも完全にファンを無視しているわけでもない」
司会:ニコニコが登場した時期について…
「当たり前のように動画を見る時代になった。動画とSTGの相性は良い。」
「実は『ネットギャラリー』のようなものを普及させたかった。ギャラリーとはすなわち、筐体の後ろにいる観客のこと」
「観客に見てもらえるようなシステムをPCのSTGプレイヤーにも味わって欲しかった。でも、ニコニコで完成してしまったと思った。ネットでの新しい考え方をすべて取られた形になる」
「僕自身もSTGでは死ぬと首を傾げて舌打ちするような人だった。死ぬとギャラリーが減っていく。そういった楽しみを持たせたかった」
「まさか生放送が行われる時代になるとは…。2,3年前の話になってしまうが、遊びながらプレイする実況動画が主流だった」
「今は実況動画がタレント業になりつつある。やる人がコントロールできなくなりつつある。また新しいゲームの楽しみ方へ移っていくのではないかと思っている。」
「09年ごろになると、『肥大化する東方』という過去の講演のタイトル通りの環境になっていった」
「だいぶ露出が増えてきた。とっくに30を過ぎ、体力的にも辛くなっていく。ゆるやかな東方になろうと考えた」
「ZUN自身を東方にしようと考えた。二軒目などで東方じゃない話をすることで、コンテンツを東方ではなくZUN自身に移していく」
「それは皆が楽しんでいるのをみて変わってきたことであり、またライフスタイルに合わせて変化したものでもある」
質問:ZUNさんはオシャレですが、ゲームクリエイターたるものオシャレであるべきか?
「ありがとうございます。人前に出るときに特徴を付けたかった。ハンチングはいっぱい持ってるけど、今被ってるのは人前に見せる用。特徴がないと普通のメガネかけたオッサンになるから、それは避けたかった。キャラを作るクリエイターが自分自身をキャラ付けするのは当然であり、やはりクリエイターが露出するときは人前に出て見られていることを意識した方がいい。でも雑踏にいるときはわからないようにする」
司会;海外層についてですが…
「ゲーム業界がここ2,3年で大きく変わっている。京都の人はインディゲームと呼びたがる」
「みんなソシャゲになりつつある時代、スポンサーのつくゲームはおおい。チャンスがいくらでも転がっている。そういった据え置きゲームの流れを、東方が無視するわけにはいかなかった。無視することでこの流れ自体が消えてしまう可能性があった」
「現在起こっていることなので軽はずみなことは言えないが、面白くなりそうとは思う」
「実はこの流れは10年前のコンシューマーゲームにもあった。みんな海外に目を付けて、そればかりやっていると基本的に失敗していたのであまりいい思い出ではない。」
「東方のメインターゲットはこれからも日本人だろうと思う。海外への流れを抑える役割も持っているかも」
「Steamへの進出は…考えまくっている。けど面倒くさい。」
スマホへの普及は…僕自身もスマホゲームはする。可能性は充分あるけど、面倒くさい。やらなきゃいけないと思ってしまうのは面倒くさい。やって楽しいことが大切」
「あとに残るか?という問題もある。それに自分は、タイトルロゴを見て、ローディング画面を見てプレイする据え置きゲームがとても好きだ」
スマホゲームには操作に何点もある。そこを突けばゲーム機にもまだ未来はある」
質問:ZUNさんが作った東方以外の作品もみたいです
「ZUNを東方にした以上、東方以外のものはもう作れない。ビールも東方になる。つまりそれは自分自身を土壌にしたということ」
「東方を再び同じように成功させようと思っても出来ないと思う。一人が一つ成功すれば幸せ、僕はそう考えることにした」
「違う作品を見たければ、違う人を見れば良い。宮﨑駿に飽きたらガンダムを見る感じで」
司会:私たちは20年間、変わらない感じで弾を避けていると思うと感動します。
「あまり作品において奇抜なことはしない。若いゲームデザイナーにありがちな失敗は、新しいことをしようとすること。奇抜なことをすると刺激的に思われるが、失敗する。何か裏付けのある奇抜さが必要。紺珠伝はそれを意識した」
「新しいシステムはたいてい失敗する。でも東方については失敗してもいいと思っている」
質問:モチベーションが上がるのは?
「モチベーションは創作において一番大切なこと。なぜなら開発は辛いから。辛いのが当たり前。楽しいことだらけだと思って開発してはだめ。すごく辛いことが絶対に起こる。お酒などで自分でコントロールする」
「どうしても落ち込んだときは、一日二日くらいなら開発をやめて呑みにいくなどする。居酒屋。家でも呑むけど、居酒屋で呑むときとは違う。こいつのほうが辛いと思えるとモチベが湧くw 人前に出ると気分が晴れる」
質問:今後の人生の展望
「変化していくのが自分の信念なのであまり言えない。来年のことを言うとなんかが笑うから来年のことすら言えないw 近い未来はスケジュールで決まっていること。」
「今すぐものづくりをやめることはないだろうと思う。でもやめたいw もっと自由に作りたいとは思う。なんか代替のものが出ればいいんだけれど…。」
「これらについてはなかなか言いづらい。外れることもある。明日にも変わる可能性がある」
「2015年は実際変化の年だった。面白かった。社会も変化したし。私生活も楽しい。」
「遠い未来の居酒屋については、ライフスタイルに合わせた最終的な遠い目標としておいている。そうすることで近い未来をつくることができる。」
「同人制作の人、同じ年代の人たちが集まって語れる居酒屋。そういう幸せがほしい。」
「その頃は確実に今と東方の形がちがう。もちろん自分自身も。そもそも居酒屋になるとは限らない。国すらなくなってるかもしれない。その時に合わせて変える。鳥取県とかがいいかな?w」
質問;創作に才能や完成は必要か?
「それがどのようなものなのかわからないのでわからない。ピンと来ない。必要では?ないよりはいいでしょ」
「まず才能とは何かを考える必要がある。絵がうまいのは才能ではなく、技術である。だから答えづらい。」
司会:こういった答えづらい質問をされる人になられたということですね…
「だいたい、自分に才能があるという人に才能はだいたいない。裏付けのある自信を持って欲しい。ゲームを作りたいなら作るしかない。技術力を高めても良い。」

「昔のことは具体的、新しいことは抽象的な答えになった。昔は具体性があったのかな」

ここでサイン付き外來韋編のくじ引き。5人分のサインとキャラ、お酒についての格言。
司会:こんなことが書かれています。
霊夢「人生50年 酒80年」
チルノ「とりあえずこう言えばいいんだよ ロックで」
早苗「呑み会をコミュニケーションの場だと思っているなんて 時代遅れね~」
妖夢「酒はいろいろあるんだから呑み方もいろいろ」
魔理沙「呑めるだけ呑もう」

質問:来年から社会人です。アドバイスを下さい。
「社会人になると人生つまらなくなる人が多い。大人は辛い。でも、本来そこから人間らしさが始まる。辛いことを受け入れてからが人生。合わないと思っていたら、一生そうなるかもしれない。仕事をしない選択肢は、どちらかと言うと選ばないほうが良い」
「自分で起業しちゃうのもありかも。でもたいへんに修羅の道なのであまり薦めない。才能のようなもの1割、運9割の世界。でも人生捨てたものじゃないと思って欲しい」
「そこに酒があると…いいよ。」
質問:そんな酒癖で大丈夫か?
「大丈夫?問題ない?」
質問:奥さんとの馴れ初めについて
「今の生活は楽しいです。彼女もいたほうが楽しい。」
「社会人になったら意識した方がいい。独身で生きようとすると、40あたりからきつくなっていく。」
司会:最後にシメの言葉を…
「ZUNの考え方になれば、ZUNになれるわけではない。こんな人もいたんだと、参考程度にして欲しい。」
「10年前と人の層が変わっていない事が嬉しい。本質は変わっていないということ」
熊野寮は九龍城みたいだ…。」
「東方はオワコンと言われて10年たつけど、早くオワコンにしてほしいw 繰り返されて世代が変わり、新しいオワコンを作っている」
「若い人たちの企画で、積極的に話を引き出そうとしていたね。昔の人たちとの話だと、また違った話がきけるかもね」

 


以上です。
本日は貴重な一日を、ありがとうございました。