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がんばる

自分用 11/28 熊野寮講演文字起こし 前編

11/30追記:熊野寮さんの方から講演の内容を録画した動画が公開されました。内容が知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。 

幻樂団の歴史~Chart of a Strange Creator. - YouTube

この記事はあくまで「文字起こし」として完結させたいと思っています。

動画が公開された後の、記事の内容変更はしません。

 

 

 

幻樂団の歴史 ~ Chart pf a Strange Creator.講演内容殴り書き文字起こし

11/28 熊野寮で行われたZUN氏による講演会の文字起こしです。
文字起こしなので抜けている箇所、間違っている箇所もかなりあると思います。殴り書きなのでかなり要約もしていると思います。
許せる方のみお読みください。
後日、企画側から録画されたデータが配信されるとのことなので、それまでのつなぎにできたらと思います。
追記:録音しておけばよかった…。本当にメモ書きしかしてないので、自分用ということで、あんま参考にしないでください…

11/29追記:各所に転載されていることを確認しました。

予め書き込んでいたとおり、この記事は耳伝いの情報を文字に起こしたものであり、間違いや抜けている箇所がある場合があります。また、1週間後を目安に録画が公開されるようです。改めて、この記事だけでZUN氏の主張を読み取りきることはできないということをお伝えしておきます。

この記事に興味をお持ちなら、是非今後公開されるという録画を視聴していただきたく思います。

 

 

 

 

開場前 
BGM:蓮台野夜行から数曲
机の前には東方紺珠伝と蓬莱人形CD 左側に東方紅魔郷

開場
司会のあいさつ、注意事項など
ZUN氏入場
「ビールがない…」
司会:もう少しでくると思うので、それまで雑談を…
熊野寮は魔窟で楽しいところ 色々な事件もあったけどw」
ビール登場、乾杯「お酒を呑みながらのんびり語れればいいかな」
「今回は東方の話というより、自分が今までの経歴の中でどんなことを学んだかなどを話す」
「まずはここに来てくれた人…大学生の人手を上げてください」
挙手
「半数以上が大学生…それじゃ大学生以外の方は?」
挙手
「あーやっぱり大学生の方が多いね、社会人の方も…」
司会:それでは始めたいと思います(拍手)
「午前中は京都御苑や二条城へ行ってきた いい天気だからビールが美味しい」
グーグルマップでここまで来たが、マップに違う場所が表示されてて迷った」

司会:お酒の呑み方について。最近大学では特に厳しいですね、お酒の呑み方
「今けっこうこの流れが来てるけど、お酒の方を18歳以上にしたらいい。新歓なのに新入生だけ楽しめないのはちょっとね」
「お酒は大学生の頃にだいたい失敗する。もったいない」
「いいお酒の呑み方をする人 そんな人と付き合ったほうが良い」
「お酒は呑める人は呑んだほうがいいよ 経済効果もあるしw」
「10年前には講演にもちょくちょく行ってたけれど、お酒禁止のところもあった(なぜか自分が怒られた)」
明治大学なんかは全面お酒禁止みたいだね」
「お酒OKなイベントなんかもあった。」
「今だから言える話だけど、けっこう救急車とかも来て…阿鼻叫喚だった。便器割った人とかもいたし」
「すごかった。今やったら炎上する」
司会:ネットで質問を受け付けていました。ちょくちょく入れていければと思います
質問:ZUNさんの酒初めは? 東方のアルコール分は何%くらい?
「初めて飲んだのは…20歳に決まってるよね」
司会:20歳に決まってますよね。
「興味を持ち始めたのも…20歳に決まってるよ」
司会:20歳に決まってますね。
「東方のアルコール分は…5%くらい(ビールと同じ)かな?」
司会:お酒の話を続けていたら時間が終わってしまうので…本題の創作の方に入っていきましょう
質問:大学時代の生活を教えてください
「大学時代はあまり学校にいなかった。最低限の単位だけとった。サークルも週に1、2回で、長い時間寝ていたので1周間が5日くらいしかなかった」
「起きたらゲーセンとかPCをいじったり。フリーダムだったけど、体調的にもあっていた」
「こたつの上にPCがあって、そこで寝て→ピョッと起きてPC→寝て→ピョッと起きてPC といった生活だった ネットも繋いでないPCでひたすらゲーム開発してた」
質問:どういった経緯で世界観を作ったのか。最初の思いつきを教えてください
「当時は巫女さんがレアな存在で、マイナーだったから作りたかった。それで名前も『東方』に」
「その直後に巫女さんブームが来た」
「妖怪が登場するのも、巫女さんがそれだけでキャラ立ちしてて、特徴を持っていたから」
「今はキャラ文化で、もうキャラ化してないものはないくらいだ」
質問:20年経ちますが、同人を始めた頃の未来構想について教えてください
「大学生の頃は同人を知らなかった。PCも初めて大学生の頃触った」
「将来ゲーム会社に入りたかったので大学中必死に制作した。結果として同人へ」
司会:02年に上海アリス幻樂団として復活して、04年に東方香霖堂として小説作品の連載が始まりましたが…
「エロゲ雑誌の人が仕事として持ってきたのが始まり。当時同人→メジャー と移るのに夢があった。月姫などが前例で、東方もそんな感じにしたいのだろうと思った」
司会:ZUNさんは商業方面には相当配慮しているという認識を持つ方が多いようですが…
香霖堂は商業でやっているイメージではなかった。小説によって、ゲーム自体がすごく面白くなるんじゃないかと」
windows版になってから、キャラを重視し始めた。作品の新しい魅力を作るために」
香霖堂はそういう点で、世界を広げるために良いんじゃないかと思った」
「ゲームだと絶対倒さなきゃいけない。STGで負けイベってなんか違う気がするし、RPGで負けイベは、ストーリー的にはしかたがないけれど少しイラッとするかも。」
「視点を変えるためにも、香霖堂があった」
質問:最初に男性の主人公にしなかった理由は
「それはさっき言ったとおり、巫女さんを使いたかったからだよねw」
「それに女の子たちの戦いに男が出てくると、どうしてもシリアスにせざるを得なくなる。男がやられるのは恥ずかしいしw」
「それに弾幕は女性的な感じを持っている。男性なら大砲とかで撃ちあうのが似合う。世界観的に合ってない」
「今後男キャラが増える可能性は…あるっちゃある」
司会:同人から商業へ移る、コンテンツの問題について。
ゼロ年代は同人作品がアニメ化して成功したこと(ひぐらしTYPE-MOONなど)が多い。東方もそれを狙っていた人が多いようだけど、使い捨てされそうな感じが心配だった。」
司会:アニメ化を待つ声も多いですが…
「求められることもあるけど、わからない。でも少なくとも今のままのアニメの作り方では、作らないと思う」
「作るなら自身も参加する必要がある。でもそれ専用の世界を作る必要があるし、アニメの演出とかを勉強するのが面倒くさい」
「どちらかというと実写のほうが気になる。例大祭で、実写版の格ゲーがあったのには驚いた。みんな男でw」
司会:コンテンツのメディアミックスについて…
「メディアミックスは、誰が作ってるのかわからない作品が多い。原作者ですら口出しできないような作品になってしまいかねない」
「アニメ化したら、二次創作もアニメ会社側に止められることがある。グッズでお金を入れようとしているのがアニメ会社だから」
司会:二次創作を条件付きで許した理由は?
「条件付きで許したというのはちょっと間違い。みんながやり始めた」
司会:そこに条件をつけた意味は…?
「みんなに求められるからですw それにルールも厳しいものではない。二次創作者による暗黙の了解もあったし
司会:二次創作がOKなのは今のサブカルでは珍しい…?
「当時は『見逃してやってるんだ』といった印象。明文化しちゃうと…微妙になる場合が多い?」
初音ミクとかも 二次創作する人がいたから二次創作があったという感じ。それに二次創作してる人の方が多いし、パワーがある」
「作品を一人で作っているのがコントロールしやすいきっかけでもある」
司会:小説やゲームは自分自身だけど、三月精などの漫画作品は…
三月精という名前を使うときはKADOKAWAの許可がいる。でも東方関係についての権利はゆるくなってる。ウィンウィン。でもあんま派手にはできない」
「黄昏作品は、必要なところは自分でやって、技術的な作業はプロに任せる。そうやってコントロールをとる。そもそも格ゲーだと一人で作れないし」
質問:紅魔郷時代から変わっていない信念や思想は?
「信念があるとしたら、時代によって変えることを変えていくことかな。柔軟な考え方が必要」
「PS4のやつとかも、当時の信念をもったままだとできないこと」
司会:ZUNさんは時代へののり方がうまいですよね
「感覚だよ。でももちろん失敗することは多い」
質問:失敗談はありますか?
「失敗した経験といえば…コミケとかでの同人の立ち位置。東方のせい?とは言い切らないけど、同人だと言いすぎたのは失敗かもしれない。巨大になりすぎた。東方が同人ソフト全体の影響より大きくなる可能性」
「当時は何も考えていなかったし、仕方ない。当時からの信念を変える必要があり、PCの前に篭ってるわけにはいかなかった」
「でもそもそも10年以上前の話はあまり覚えていない。睡眠時間もないし 必死だった」
司会:02年にお仕事をはじめて創作されていたんですね
「大変だった。会社が1時に終わって、1時から3時までプログラミングの勉強して開発する。でも勉強は楽だった。ネットがあるし。今考えるとそこまで頑張らなくても良かったかも…」
「小説の頃も勤めていたけど、バレてた。『お前会社で原稿やってるのバレてるぞ』とも言われた」
「『会社でゲーム出そう』と言われたけど『ヤです』と言った」
「実は、他の会社から出そうと言う話がすごくあった。自社を盾にして断っていたが、とうとう自社からもオファーがきた。」
「でも嫌だった。コントロールが自分で出来無いのはもったいないから。僕は作るのが楽しいので、自由に作れないとおしまいで、次いこう、となる」
「コンテンツは手元に置きたいし、置けるのは幸せの一つだとおもっている。人によって違うけど」
「有名になれなくてもいいけど、自由になれることに幸せを感じる」
「大学卒したのが98年で、4年位ゲーム作らなかった。もう東方はおしまいにしたつもりだった。さすがにゲーム作ってる間は作れないし」
「SPシステムとかキャラを立たせる構想については練っていた」
「シューティングをつくろう(企画?)を作っていたのだけれどポシャった。自分は絶対にキャラクターの時代が来ると思ったので、相性のいいSTGは行けると思った。というかCAVEあたりがやると思っていた」
司会:制作のスタンス、音楽の話ですが…
質問:初期の頃はゲームミュージックを作りたいためにゲームを制作したと聞くが、それは今も変わらないのか?
「インタビューとかで何度か言ってるけど、GM作るためのゲームがないから作るしかない。当時そう思っていたのは間違いない。でも今はさっき言ったとおり、スタンスを変えていくのが自分の信念だから変わっている。」
質問:絵や音楽など、どのように勉強されたか?
「僕が回答したら同じようにやるんでしょw ぜんぶ独学です。見聞きしたものをもとに試行錯誤する。近道はないし、そんなものに興味はない。近道があるものは無駄だと思う」
「作品を作ったという結果がほしい訳じゃない。作ってる間が大切だから」
「めっちゃメモしてる人いるけど…ゆるくいきますよw」
質問:CDの音楽はどう考えているか?
「全体的にテンポを遅くしている。STGでは作れないような曲を作りたいというときがある。もともとGMはBGMなので、CDの方はおまけ感覚で作っている」
「CDの音楽を制作するにはかなり考えないといけない。ボーカルとか。そういった人たちとはスタンスが違うかも。」
司会:言葉にならない部分を音楽にしているということですね…。東方の二次創作ではボーカル曲がメインですが…
「10年前はボーカルはほとんどなかった。でも技術が向上したことによって、せっかくだし声入れてみるか、という人が増えたんだと思う」
「CDの音楽に関してはオマケで、箸休め程度に。ゲームに使えない曲を作りたい」
質問:伝記などの元ネタと、その魅力について
「難しい質問。魅力は、みんな知っているのが伝記であるということ。そこに東方しかない解釈を取り入れることで、面白さが増す。全然知らないところの伝記なら架空でいい。みんな知っているものである必要がある。」
質問:そういったものはどういうところで学ぶ?
「本については…本屋。Amazonではなかなか探せない。それに京都なんて歩いてるだけでネタが落ちてる。京都だけじゃない、どこにだって元ネタがあるし、そこを掘り下げていけば創作になる。何を吸収するかが大切」
質問:神社仏閣を見学するときどんなことに重きを置く?
「普通に観光してます。作品取材には余り行かない。ネットで情報拾えるし…。」